芸術療法の紹介
芸術療法(arts therapy)とは
絵画や詩歌、文芸といったものをはじめとして、心理劇、書道、陶芸などといった多くの技法を含む治療手段です。
ここでは、和泉会で行なわれている芸術療法を紹介します。
絵画療法
絵画療法 人は誰でも、心の奥底に様々な葛藤や不安等を抱え持っています。
それは、人をより成長させる要因ともなれば、時として人の精神のバランスを危うくするものともなります。 苦しい状況におかれた時、人は絵を描くことを通して、自らの内面と向き合い、描かれた作品を通して、自らの姿を確認(受容)し、再生へと向かうことができます。そして他者は、作品を介して、その人の内面を理解し、相互の交流が再開することでしょう。
つまり、スタッフも含めて数名の者たちが、ともに絵を描くということの一連の過程の中で起こっていること―それは、自分自身とのつながりの回復であり、自分をとりまく他者(外界)とのつながりの回復といえるのではないかと考えています。
造形クラブ
造形の作品
毎週水曜日の午後、5階アトリエ・ギャラリーで行っている表現活動グループです。
人それぞれの自己表現(絵画・コラージュ・詩・歌・書道等)や共同作業(コラボレーション)を通して、新たな自分と出会い、「生きる」ことや「できる」ことを共に模索していこう!! というパラレルな“場”です。
エーブルアート(可能性の芸術)の自己表現、交流、癒しがキーコンセプトです。
コラージュ
コラージュの作品
コラージュ(Collage)とは、フランス語で「貼り付ける」ことを意味します。雑誌やパンフレットなどの既成のイメージや文字などを切り抜き、台紙の上で再構成し貼り付けるという方法で作ります。そして最後に仕上がった作品はスタッフと共にシェアリングします。
当院では週一回、入院者とデイケアの通所者を対象に行っています。